JENAER GLAS / イエナガラス オパール キャセロール

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1846年にカール・ツァイスがドイツのイエナという街で顕微鏡などの製造を始めたことが起源となるイエナグラス。 1884年頃に共同経営者を迎え入れ光学機器製造技術を事業化し実験用ガラスレンズや、望遠鏡ガラスレンズなどの開発や製造で天文分野の発展にも貢献し、世界有数の光学・精密機器メーカーに発展しました。

1918年頃に光学機器製造とは別に耐熱性の家庭用ガラス製品の製造を始め、 現在でもツウィーゼル社より『JENAer GLAS / イエナグラス 』ブランドとして日本でも販売されています。

ベルリンの壁が作られる前、第二次世界大戦時にイエナに米軍がやってきてその高い技術力である知的財産を確保する為、ガラス職人達を米領土の西側へ連行してしまい、マインツという街で工場を設けました。

技術者が分散させられた本家本元の東ドイツのイエナの街にある工場はソビエトの国営化となり、 移住させられた東側のマインツの工場は米軍の支配下で製造を続けることになったのです。

キャセロールの鍋底とガラス蓋には、
【JENAer GLAS Schoot & GEN .MAINZ】
と刻印がありますが、東西分断後の西ドイツ、マインツの工場で作られたものです。

保谷硝子(現HOYA)と合弁事業が始まり、日本にも入ってきたイエナガラスのキャセロールのオパールシリーズ。

たまねぎのようなカラフルでポップなデザインからは想像もできない数奇な運命を辿って日本にやって来た耐熱ガラス技術の結晶をぜひ感じてください。

【サイズ】
全幅約25センチ
内径約20センチ
奥行約20センチ
鍋の深さ約7センチ
全高約12センチ

【素材】
ガラス製

【コンディション】
デッドストック未使用品
箱に傷みがありますが、お付けして配送致します。
ヴィンテージ品に御理解の上、お買い求めくださいませ。